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2015年10月21日

家族の飼い主

ある秋の日の夜、両親が犬を連れて帰ってきた。
ここ数日、近所をさまよっていた犬だという。

人懐っこく、首輪の跡があるので、どうやらどこかで飼われていた犬のようだ。
警察などに届けを出し、飼い主が見付かるまで家で預かることになった。

犬を飼っていたことはあるが、まだ私が幼い頃の話なので、私自身が犬の世話をする(手伝う、と言った方が正しいか)のは初めてになる。
彼と過ごす日々は、楽しかった。

しかし、飼い主が見付かったら、彼を手放さなければならない。
このまま彼に家に居て欲しい気持ち、早く飼い主が見付かって欲しい気持ち。

複雑な思いを抱えて日々を過ごしていた。
そしてあっという間に時間は経ち、結局、彼は私たちの新しい家族になった。

それで良かったのかは、分からない。
元の家に帰りたいと思っているんじゃないか、そう考える日もある。

せめて、「この家に居て幸せだ」、そう彼に思ってもらえるよう、私たちは今日も愛情を込めて新しい家族と接している。


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Posted by くのも  at 18:13 │Comments(0)日記

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